【雪道にご用心!】四輪駆動車は「発進」より「止める」ことを考えて…実は軽油は「凍り」ます…雪国記者が伝授!雪道に慣れていないドライバーにこれだけは伝えたいコト【雪道完全攻略】
◎四輪駆動車は「止める」ことを考えて 雪道を走っていると、バックミラーに四輪駆動のSUV車がぐんぐん大きくなってくることがよくあります。時には道を譲ったことも。 四輪駆動は雪道でも発進時に滑りにくく、走行時も4つの車輪で路面をとらえて進むためスピードも出やすいのですが、問題は止まるときです。止まる時は駆動力は関係ありませんので、速度が速ければ止まりにくくなります。JAFのユーザーテストによると「同じ車種でもFF車よりも四輪駆動車の方が重量があり、SUV車はもとより車重があるため、止まりにくい」という結果だったそうです。四輪駆動車は「発進より止まることを考えて」とお伝えしたいです。 ◎軽油は「凍り」ます 凍るといっても、カチカチに凍ってしまうわけではなく、軽油の中の成分が、シャーベット状になって、エンジンに燃料が送られなくなってしまいます。 JAF長野支部でも、昨冬シーズン燃料凍結が5件あったそうです。 実は凍る軽油と凍らない軽油があることを知らない人は意外に多いのではないでしょうか。 石油業界の団体・石油連盟では、軽油の規格を5種類に分けていて、気温が高い時期や地域で使われる特1号から寒冷な北海道で使われる特3号まで地域によって使い分けています。 関東や関西で冬期間売られているのはマイナス7.5度まで凍らない(流動性がある)「2号」長野県など寒冷地ではマイナス20度まで凍らない「3号」が使われています。 ディーゼルエンジン車では「目的地付近のガソリンスタンドで軽油を給油できるように、出発時の軽油の量を計算してもらえば」と長野市のガソリンスタンドでは話していました。(2回目に続く)
信越放送
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