地震想定の訓練も公開 北上地区消防本部庁舎開放【岩手】
北上地区消防組合消防本部(菊池洋幸消防長)による庁舎開放デーは6日、北上市柳原町の北上消防署で開かれた。組合の歩みを振り返る展示、消防車両の乗車体験のほか、署員の訓練を公開。会場には1000人以上の親子連れが詰め掛け、楽しみながら消防士の仕事に理解を深めた。 今回は同組合発足50周年事業の一環で、2年ぶりの開催となった。「50年の歩みコーナー」では、署員らがまとめた組合の年表や歴代の防火衣、道具、写真などを展示。水消火器、地震、はしご車の乗車など体験コーナー、射的・ストラックアウトコーナーもあり、人気を集めた。 訓練の公開では、地震によって建物火災が発生したとの想定で行われた。高所に取り残された署員がロープで降下したり、はしご車がはしごを旋回させたりと、迫力満点の訓練を披露し、観衆から大きな拍手が送られた。