広島ドラ1常広が実戦デビュー 3回3失点で洗礼浴びる
◇ウエスタン・リーグ 広島―阪神(2024年5月7日 由宇) 広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)が7日のウエスタン・リーグ阪神戦に先発し、3回55球で5奪三振。4安打3失点とホロ苦デビューとなった。 初回は先頭の高寺に中前打、続く遠藤に四球を与え、1死一、三塁のピンチを招くと、4番・井上に変化球を左越え3ランされて出ばなをくじかれた。2回も野口に左中間二塁打、島田に右前打を打たれ、1死一、三塁とするも、高寺をフォークで空振り三振。続く遠藤の打席では島田に二盗を許して2死二、三塁と走者を進められたが、遠藤を二ゴロに仕留めてピンチを脱した。3回も得点圏に走者を背負ったが、踏ん張った。 春季キャンプでは3度ブルペン入りしたが、1軍キャンプ参加後にコンディション不良のため、3軍に合流。リハビリをへて、4月17日からは実戦形式のシート打撃に3度登板するなど、慎重に調整を進めてきた。当初は6日の同戦に先発する予定も、降雨中止に伴い、この日にスライド登板。「相手打者と勝負することを一番に意識してやりたい」と話していたが、収穫と課題の両方が見つかった。