ドライヤーが面倒で「ショート」にしていますが、美容室に行く頻度が高くてお金がかかります。「ロング」にして美容室の回数を減らしたほうが節約になりますか?
髪のケアにかかる手間や費用は、ヘアスタイルによって大きく異なります。ドライヤーの時間を短くするために「ショートヘア」にしている人も多いかもしれませんが、美容室に行く頻度が高くなってその分費用がかかってしまうこともあります。 一方、「ロングヘア」にすると美容室に行く回数を減らせるものの、ドライヤーの手間は増えるでしょう。 本記事では、ショートヘアとロングヘアそれぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらが節約になるのかを考えます。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
ショートヘアのメリットとデメリット
ショートヘアの最大のメリットは、手入れが簡単でドライヤーの時間が短く済むことです。特に疲れて眠い夜や忙しくて時間がない朝には、ショートヘアのメリットを感じやすいかもしれません。また軽やかで涼しげな印象を与え、夏場は特に快適に過ごせるでしょう。 しかしショートヘアはスタイルが崩れやすいため、定期的なカットが必要です。一般的に1ヶ月~1ヶ月半に1度のカットが推奨されています。美容室に行く頻度が高くなると、その分の費用が多くかかってしまうのはデメリットでしょう。
ロングヘアのメリットとデメリット
ロングヘアのメリットは、髪が伸びてもスタイルが崩れにくいため、美容室に行く回数を減らせることです。ロングヘアは3ヶ月に1度のカットでもスタイルを保(たも)てるといわれています。またアレンジの幅が広く、さまざまなヘアスタイルを楽しむことができるのもメリットといえます。 しかしロングヘアはドライヤーで乾かすのに時間がかかり、毎日の手入れに時間がかかってしまいます。また髪が長い分、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品の消耗が多くなり、購入の頻度が増えるでしょう。
年間のカット代の違いは?
1回当たりのカット料金は、地域やサロンの種類によって異なります。2023年の総務省統計局の調査によると東京都区部のヘアカット代平均は4175円であるため、1回当たり4000円として試算しましょう。 ショートヘアで1ヶ月~1ヶ月半に1度カットする場合、年間で約3万2000円~4万8000円かかります。一方、ロングヘアの場合、3ヶ月に1度のカットで済むと考えると、年間で約1万6000円となります。最大で年間約3万円もの差がつく計算になります。