“元ジャニ”から今は亡き美女まで　『救命病棟』後半シリーズ研修医

■風間俊介 　国立大学の附属病院を舞台に、松嶋菜々子演じる楓が医局長として迎えられた第5シリーズに出演していたのは、連続テレビ小説『純と愛』（NHK総合）で、夏菜演じるヒロインの相手役に抜てきされ注目を集めていた風間俊介。彼が演じた研修医・広瀬斎は、技術は未熟ながらも意欲があり素直で裏表のない性格というキャラクター。 　風間は本作への出演以降も、数多くのテレビドラマ、映画、舞台で活躍。2019年スタートのドラマ『監察医 朝顔』シリーズ（フジテレビ系）では、上野樹里演じる主人公の夫で刑事の桑原真也を演じた。昨年、1997年から所属していた事務所「SMILE-UP.」（旧「ジャニーズ」）を退社し、現在はフリーランスで活動を続ける。 ■芦名星さん 　同じく第5シリーズで研修医を演じていたは2020年に逝去した女優の芦名星さん。彼女が演じた奈良さやかは、日頃から医学書で勉強し縫合などの練習を重ねるなど努力を欠かさない真面目なキャラクター。 　芦名さんは2002年にファッションモデルとして芸能界デビュー。同年にドラマ出演し女優デビューを果たすと、2007年公開の『たとえ世界が終わっても』で映画初主演。第5シリーズと同年には『八重の桜』（NHK総合）で大河ドラマに初出演し、以降も映画、テレビドラマに欠かせない存在として活躍していた。 ■番外編：小栗旬 　研修医を「ひよっこ医師」とするなら、「医者の卵」といえる医大生役で出演した俳優にも現在のスターが。ドラマの中で首都直下地震が発生し救命救急センターが大混乱に陥る第3シリーズには、医大生・河野和也役で、小栗旬が出演している。 　小栗ふんする和也は茶髪にピアス、革ジャンという医大生らしからぬロックなたたずまいの青年。震災発生後は、ドラマの主な舞台となる東都中央病院へおもむきボランティアスタッフのリーダーとしてさまざまな雑務を担うことで救命医たちを支える重要なキャラクターの1人となった。