熊本で相次いだ火事 2遺体の身元判明 ファンヒーター使用の部屋 損傷激しく 菊陽町/熊本・南区城南町
1月4日から5日にかけて熊本県で起きた2件の火事について、それぞれの火元の家から見つかった遺体の身元がわかりました。 【写真を見る】熊本で相次いだ火事 2遺体の身元判明 ファンヒーター使用の部屋 損傷激しく 菊陽町/熊本・南区城南町 ■1人暮らしの男性死亡 居間の損傷激しく 1月4日午後5時20分ごろ、熊本県菊陽町津久礼(つくれ)の木造平屋建ての住宅約50平方メートルが全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。 警察は1月9日、遺体はこの家に1人で暮らす中川武広(なかがわ たけひろ)さん(58)だったと発表しました。 死因は焼死で、警察によりますと、事件性につながるような外傷はないということです。 現場はJR豊肥線の三里木駅から南西に約100メートルの場所で、居間の損傷が激しいことから、警察などが引き続き火事の原因を調べています。 ■「ファンヒーター」使用していたか 80代女性死亡 また、日付が変わった1月5日午前1時半過ぎには熊本市南区城南町藤山でも火事があり、母親と息子が2人で暮らす木造平屋建ての住宅約300平方メートルが全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。 警察は1月10日、遺体はこの家で暮らす竹村(たけむら)マチ子さん(87)だったと発表しました。死因は焼死でした。 竹村さんの息子にけがはありませんでした。 警察は、事件性は低いとみて火事の原因を調べています。竹村さんは出火当時、自室でファンヒーターを使用していたとみられ、この部屋の損傷が特に激しいということです。 現場は、九州道の城南スマートインターチェンジから南西に約500メートル離れた田畑や住宅が点在する場所です。
熊本放送