「闇バイト」犯罪に手を染めると『重い刑罰』原則、強盗致死は「死刑もしくは無期懲役」強盗は「5年以上の懲役刑」サイバーパトロールで見えてきた募集の実態
■警察も取り締まり強化へ 県警は、対策や取り締まりの強化に乗り出していて11月18日には、大学の職員や学生を集めた講習会を開きました。 県警本部サイバー犯罪対策課 津志田浩孝課長補佐: 「ホワイトやホワイト案件と書いて、犯罪ではない安全な仕事であると強調しているパターンもある」 金銭に困っている若者や知人に誘われた若者が、軽い気持ちで闇バイトの募集にメッセージを送ってしまうケースも少なくないといいます。 ■「闇バイト」実際どんなやり取りをするのか 実際の通信アプリでのやりとりです。7日間で100万円などの甘い言葉が並びますが、一度引き受けると脅しをかけて抜け出せなくなるよう仕向けるのが手口です。 闇バイトに関する講習会に参加した学生: 「人生棒に振りたくないので、危ないことには手を出さないようにしようと思った。怪しい表現があるところにDMなどを送らないようにしたい」 参加した学校職員: 「応募させやすい文言にひっかかってしまうことが分かった。学校としても考えていかなければいけない」 県警の委託を受けサイバーパトロールをしている仙台市内のIT企業。この日見つけた闇バイト募集のアカウントを運営者に通報しました。 ■「闇バイト」で事件、待ち受ける重い刑罰 しかし、投稿を見つけ削除依頼しても次々と新たな募集が書き込まれる、いわゆるイタチごっこが続いています。 キューアンドエー 佐々木由美さん: 「SNS上での高額収入を謳っているようなバイトには絶対に手を出さないでいただきたいと思っている」 闇バイトの募集に使われるキーワードとして「ホワイト案件」や「グレー案件」「15分で5万円」などの高額報酬が挙げられます。軽い気持ちで応募してしまうと個人情報を求められそれを使い、自分や家族に危害を加えるなどと脅迫され、次々と犯罪行為への加担を求められるということです。そして、犯罪に手を染めると待っているのは重い刑罰です。原則として強盗致死は、死刑もしくは無期懲役、強盗は5年以上の懲役刑が課せられます。
県警は、もし応募してしまったとしてもためらわずに電話「#9110」や近くの警察署に相談してほしいと呼びかけています。
東北放送
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