若元春10勝「大関昇進の起点」 高田川審判部長が見解 大相撲
大相撲九州場所千秋楽の24日、福島市出身の「大波3兄弟」の次男で小結の若元春(31)=本名大波港(みなと)、荒汐部屋=が10勝目を挙げた。日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は同日、3場所ぶりの三役復帰で10勝した若元春について、今場所が大関昇進の起点になるとの見方を示した。 大関昇進の目安は直近3場所合計33勝とされる。高田川部長は、若元春の弟で右膝の大けがから復帰した大波3兄弟の三男で東前頭2枚目の若隆景(29)=本名大波渥(あつし)、荒汐部屋=を引き合いに「切磋琢磨(せっさたくま)して、いい相撲が見られるのではないか。今後が楽しみだ」と期待した。
若隆景は技能賞、兄弟三役の可能性
同日開かれた三賞選考委員会では、10勝を挙げた若隆景が5度目の技能賞を獲得。来場所で三役に復帰する可能性が高まっており、若元春との兄弟三役となれば2023年夏場所以来となる。
福島民友新聞