北村匠海、磯村勇斗企画「しずおか映画祭」へ 短編映画監督デビュー作「世界征服やめた」を初披露
磯村勇斗が企画・プロデュースを務める新しい映画祭「しずおか映画祭」で、北村匠海の短編映画監督デビュー作「世界征服やめた」が上映されることが決定。上映当日は北村監督が登壇し、磯村とトークを行うことも発表された。 【フォトギャラリー】「しずおか映画祭」に登壇する北村匠海 同映画祭は1年前、「映画を身近に感じてほしい」という磯村の思いから始まった。第1回は、磯村の出身地である沼津市で、11月4日に、3部構成で開催される。オープニング作品(第1部)として、同じく沼津市出身の原田眞人監督作で、同市で撮影が行われた「わが母の記」が上映される。第2部では静岡出身の佐津川愛美のプロデュース作「arigato2000」、第3部では、磯村も出演した「さかなのこ」が上映される。当日は原田監督、佐津川、「さかなのこ」で主演を務めたのん、沖田修一監督が登壇することが発表されている。 「arigato2000」とともに第2部で上映される「世界征服やめた」は、2011年6月23日に、不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー「不可思議/wonderboy」の代表曲のひとつ「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が脚本を書き下ろし、自らメガホンをとった短編映画。生にすがることへの尊さと、「人生の主人公は自分しかいないのだ」と思い起こさせるヒューマンストーリーを紡ぐ。主人公・彼方は、内向的な社会人。どこか飄々として、それでいて白黒をはっきりさせたがる同僚・星野の選んだ決断に、彼方の人生は大きく揺れ動く。25年2月の全国公開に先駆け、静岡で初お披露目となる。 「しずおか映画祭」は11月4日、沼津市民文化センター・大ホールで開催される。通し券チケット(税込3500円)が発売中で、詳細は公式サイト(https://shizuokaeigasai.jp)で確認できる。