市村正親、「ラブ・ネバー・ダイ」のファントム役として気合十分「私そのものがファントム」
俳優・市村正親、石丸幹二、橋本さとしが30日、都内でトリプルキャスト主演のミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」(東京・日生劇場、来年1月17日~2月24日)の製作発表会を行った。 ミュージカル「オペラ座の怪人」の10年後の世界を描いた作品。2010年に英・ロンドンで開幕し、日本では14年、19年に上演された。25年から始まる今回の公演が3回目となる。 1988年に初演の日本版「オペラ座の怪人」でもファントム役を演じていた市村は「39歳でファントムと出会いました。『オペラ座の怪人』から10年後の話があると聞いて、“ファントム俳優”としてはやらざるを得ないと思った。最初の『ラブ・ネバー・ダイ』の時はすでに父親になっていて、父としての心情は実感しながら演じていた。今回もいい『ラブ・ネバー・ダイ』をお届けしたい」と意気込んだ。 今回が2回目の出演となる石丸は「市村さんと一緒で、運命を感じる。自分も『オペラ座の怪人』に出演していたので、このチャンスを生かしていきたい」。橋本は「今作の初演を見た時に、市村さんの背中が格好いいと思って、物語に巻き込まれた。ファントムは俳優なら誰でも憧れる役。自分がファントムをするとは思ってなかった。当時の自分に『ファントム役、やってるぞ!』と言ってやりたい」と気合十分だった。 ファントムのひたすらな愛に関して、演者としてファントムにアドバイスをするとしたらと聞かれたが、市村は「私そのものがファントムなので、わざわざアドバイスすることはありません」と早くも役に入り込んでいた。
報知新聞社