吉田麻也“Z世代の後輩”を指導するときに心がけていることは?「みんなの前で意見を言うのが得意じゃない人が多いので…」
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう!」(毎週土曜9:30~9:55)。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう!”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です! 12月7日(土)の放送では、リスナーから寄せられた「自分の意見を言わない後輩」の指導法について言及しました。
<リスナーからのメッセージ> 「仕事で初めて後輩ができました。後輩はとてもいいヤツですが、自分の気持ちや意見を出しません。それがいいこともあるとは思うのですが、ある仕事では、相手に意図がうまく伝わらず、誤解を招いてしまうことも。吉田さんだったら後輩の性格を加味して、どのように指導しますか?」 吉田:僕は、後輩の力をうまく引き出してあげることが非常に大事だなと思います。おそらく後輩の方は20代前半~中盤ぐらいだと思いますが、その世代って、あまり上からガーって言われると、結構難しい世代なのかなと思っていて。 これはサッカー界でも同じなんですけど、僕らの世代は、先輩から「やる気がないなら帰れ!」って言われても「やります!」っていうタイプだったんです。でも今は「はい、帰ります」って言うタイプだからね(苦笑)。ひと昔前とは、コミュニケーションの取り方もちょっと変わっているのかなと思います。 今の若い世代、“Z世代”って言うんですかね? 彼らは意見を持っているけど、みんなの前でそれを表現するのが得意じゃない人が多いので、いかにそれをうまく引き出してあげるかが大事かなと思います。なので、僕は後輩と個別で話す機会をつくって、どんな意見・考えを持っているのかを聞いて、その後、全体ミーティングのときとかに話を振ったりすることがあります。 このあいだ、僕と同い年のロベルト・レヴァンドフスキ(FCバルセロナ)もインタビューで言っていたんですよ。「今の世代は頭ごなしに怒鳴ったりしたらダメだから、コミュニケーションが難しくなっている」って。まさに自分と同じ感覚、やっぱり(世代間のギャップが)あるんですね。 僕はギリ昭和生まれで、平成・令和と世代が変わるとアプローチの仕方も変わってくるので、僕も日々研究中ですが……。今はとにかく“密に”“個別に”“やさしく”というのが大事かなと思います。 (TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう!」2024年12月7日(土)放送より)