メタ発言連発!悲しいシーンも楽しげに『LEGO ホライゾン アドベンチャー』のギャグやアレンジはこんな感じ【特集】
メタ全開ナレーション!
本作では、立木文彦さんボイスでのナレーションがついています。今起こっていることやアーロイの旅路を俯瞰視点から語ってくれる……のですが、その実メタ発言てんこ盛りでかなりやりたい放題です。
アーロイの心情説明のときに「気持ちをナレーションで語られるのははじめて」と言ったり、LEGOで作られた的のことを「プラスチック」と言ってしまったり、子どもよりも大人がニヤッとできるようなちょっとアブナい発言も多々。
中でも、拠点となる母の源を再建するには「金のブロック」を集めるしかないというゲーム的な流れに対して「理由は聞かないでくれ、そういう設定なんだ」という爆弾発言は思わず吹き出してしまいました。筆者は「そういうもんなのね」とあんまり気にしていなかったのに、改まって言われると気になっちゃうよ!!
『Horizon』世界にあっちゃダメじゃない!?
『Horizon』の世界は、人類が滅んだ後少し経ち、人類が原始的な生活を始めた3000年代の世界。旧時代の遺物として機械などが出てきたり、鍛冶の技術があったりはするものの、基本的な文明レベルはかなり後退しています。
しかし本作では、そんな『Horizon』世界にあっちゃダメそうなものが多数……。明らかに現代っぽい作業員、明らかにゾンビっぽい女性など、「別のLEGOセットから適当に放り込んだだろ!」と思ってしまうキャラがいたり、拠点にテーマパークみたいな飾りつけができたり、ホットドッグの爆弾を投げて攻撃したり……と、ハチャメチャです。
本作はGuerrilla Gamesもガッツリ関わっているためか、「原作があるから……」とためらわずにハッチャケまくっている印象を受けます。
悲しいシーンも楽しげに
全体的にシリアスな原作からポップで楽しげな「LEGO化」が図られている本作。悲しいシーンでさえも、軽めになっています。『Horizon Zero Dawn』の序盤では、育ての親だったロストとの永遠の別れが訪れます。本作でもその展開は比較的悲しいシーンとして守られていますが、それでもかなりシリアス成分は薄め。
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