「人食いバクテリア」増加 致死率30% 手足の壊死や多臓器不全 のどや鼻などの粘膜や傷口から感染
「劇症型溶血性レンサ球菌」の感染者が長野県内で増えています。子どもの間で流行し咽頭炎の原因となる「A群溶血性レンサ球菌」が引き起こします。 「人食いバクテリア」とも呼ばれ、発熱の後、手足の壊死や多臓器不全を伴うこともあり、致死率は約30%と極めて高くなっています。 子供から大人まで発症しますが、特に30歳以上が多いのが特徴です。
県によりますと、患者数は年々増加し、2023年は過去最多の23人、2024年は6月2日までにすでに20人となっています。 患者数の増加は全国的な傾向で、その理由ははっきりとしないということです。 のどや鼻などの粘膜や傷口から感染するため、県は傷口を清潔に保つことや手洗いうがいなどの基本的な対策を呼びかけています。
長野放送