野性爆弾×シャンプーハット、芸歴30年ツーマンで「大人コント」に意欲「劇場でよくしてて…」
吉本興業の養成所「NSC大阪校13期」出身のお笑いコンビ・野性爆弾(くっきー!、ロッシ―)とシャンプーハット(てつじ、恋さん)が、芸歴30周年を記念するツーマンライブを東京、福岡、大阪で開催する。4人が揃って、「吉本興業大阪本社」(大阪市中央区)で意気込みを語った。 【写真】ラフなTシャツ姿で会見中笑顔を見せる、くっきー! それぞれの単独イベントのたび、ほぼ毎回ゲストに呼び合うほど仲がいい両コンビ。今回の30周年イベントにてつじは、「思い出を語るのではなく、30年たった今はこう、と。40年、50年を見据えたイベントに」と意欲を見せ、恋さんは「意外でしょうけど、言い出しっぺはくーちゃん(くっきー!)。打ち合わせはまだ1回しかしてないですけど、東京は野爆がメイン、大阪は我々がメインで。福岡に関してはまだ何も思い浮かんでない」と明かした。 しかし、「劇場でこの4人でよくコントをしていたんで、せっかくなのでもう一回大人なコントをしたいと思ってます」と野望を見せるてつじに対し、恋さんは「あんまり稽古はしたくない」とポロリ。続けて、同イベントの言い出しっぺであるくっきー!も「4人でロケ行って、それを延々と流すとか」と言い、記者陣を笑わせた。 付き合いの長い両コンビの思い出として「くー(くっきー!)がもしかしたら辞めるかも、という時に全力で止めた。芸人という肩書でなくとも面白いことを一緒にしたい、と言ったんですが、このエピソードをどこでも全然喋ってくれない」と語るてつじに、「てつじのキャラクター設定があるじゃないですか、このギャガーの・・・」とはぐらかすくっきー!。 その後も「(「ボキャブラ天国」に出演していた頃に、イベントに)めちゃくちゃ客入るからって聞いてパイレーツ呼んだのに60枚くらいしか売れへんかった時に、痺れ切らして(辞めようと)」とマイペースで取材会を進めるくっきー!だったが、シャンプーハットの好きなところとして「デビューしてすぐに劇場のトップメンバーに入って、普通は悔しいとか、嫉妬すると思うんすよ。でもシャンプーにはなかったなぁ、うれしかったな」(くっきー!)と真面目に答えるなど、両コンビの絆が感じられる取材会となった。 30周年イベント『~芸歴30周年記念~野性爆弾×シャンプーハットツアー』では、東京公演を9月21日、福岡公演を11月2日、大阪公演を12月13日に開催。チケットは現在発売中。 取材・文・写真/上地智