首相、中東歴訪終え帰国 新エネ協力で関係強化
岸田文雄首相は19日、サウジアラビア、アラブ首長国連邦（UAE）、カタールの中東3カ国歴訪を終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。次世代エネルギー分野での日本の技術協力をてこに関係を強化。原油や液化天然ガス（LNG）の安定確保へ向けた連携を深めた。 16日にサウジのムハンマド皇太子、17日にUAEのムハンマド大統領、18日にカタールのタミム首長とそれぞれ会談。脱炭素社会の実現を目指す各国と太陽光や水素、アンモニアといったクリーンエネルギー分野で協力を打ち出した。 3首脳とは昼食会や夕食会の時間を設け、個人的な信頼関係の構築を図った。日本企業幹部の経済ミッションも同行した。
