視聴率爆上がり!韓国で「ハマって抜け出せない」と話題!この秋観たい最旬韓国ドラマ3選【ハングクTIMES Vol.179】
■『私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~』
【見どころ】 韓ドラオタの中で、序盤からすでに大きな話題となっていたのが、『私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~』。『二十五、二十一』のチョン・ジヒョン監督と『天気がよければ会いにゆきます』のハン・ガラム脚本家と、もう“繊細系エモロマンス”好きにはたまらんタッグ!さらに『哲仁王后~俺がクイーン!?~』や『サムダルリへようこそ』のシン・ヘソンが主演のヒューマンロマンスというだけでかなり期待値が高かったんですが、その期待を遥かに超える彼女の神がかった演技力に序盤から魅了されるとともに、ストーリーの斬新さと完成度の高さに、これはまた凄い作品がきたぞ…と、おののいております。 テレビ局のアナウンサーであるチュ・ウノ(シン・ヘソン)と、トラウマを抱えていたことを隠している彼女の同期で元恋人のチョン・ヒョノ(イ・ジヌク)が繰り広げるロマンスドラマなんですけど、ここだけ見たら元恋人とのよくある復縁系恋愛ドラマじゃないですか。 でも本作が斬新なのはここから。主人公ウノは、長く交際していたヒョノとの別れのショックから「解離性同一性障害」になってしまっていて、その新たな人格“ヘリ”もまた、ジュヨン(カン・フン)という男性と恋をしてるわけなんですよ。 なので実質男性主人公は、ヒョノとジュヨンの2人。だけど“ヘリ”はウノの中に実在するけれど、身体はヘリのもので、いつ消えるかわからない不確かな存在なわけです。しかもどちらかといる時にもう片方の男性に目撃されてしまえば、二股かけてたのかよ…?となる状況。この、ほかのドラマにはなかなかない複雑な恋愛模様が超新鮮で、気づいたら「もう10話?え…?」になります。確実に(なりました)。 “ヘリ”の恋のお相手で、恋愛経験ゼロの優等生アナウンサー・ジュヨンを演じているのが、『赤い袖先』で注目を浴びたカン・フンなんですが、真面目で冷静ながらどことなくセクシーなキャラがハマりまくっていて、軽率に沼りかけています…。しかも現れては消える不確かな存在である“ヘリ”への強い想いに、胸がぎゅーんと切なくなってしまう。 かと思えば、イ・ジヌクはイ・ジヌクで、強烈な目力と大人の魅力で振り回してくる上に、ヒョノの事情が明らかになる頃には、どっぷり彼に感情移入して、幸せを願わずにはいられないわけです。もうこれ、感情が忙しすぎません…? エモい情景と詩的なセリフ、意味深な場面など、観る人によってさまざまな解釈や感じ方ができるのも本作の奥深さ。そして別人格を生み出してしまうほどの心の傷や哀しみに、どのように向き合って、乗り越えていけばいいのか。答えは出ないけれど、ウノをはじめとする登場人物たちが懸命に幸せを探す姿と、心に響く数々の名せりふを通して、すっと気持ちが軽くなるような、大人の心に染みわたる一作です。 ▼配信情報 『私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~』 U-NEXTで配信中
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