信濃毎日新聞、松本印刷センターが完成 読売と朝日の長野県分も受託へ
信濃毎日新聞社の新たな印刷工場「松本印刷センター」(長野県松本市)が完成し、5日、竣工(しゅんこう)式と祝賀会が行われた。 12日付朝刊から、主に県中南部で配達する新聞の印刷を始める。 読売新聞社の県内向け朝刊(9月時点で約4万7000部)の受託印刷も、今月25日付朝刊から開始する。さらに、朝日新聞社の朝刊(同約2万6000部)の受託印刷を2025年春にスタートさせる予定。 松本印刷センターは4階建てで、延べ約1万500平方メートル。輪転機を2セット置き、40ページ(このうちカラーは24ページ)の印刷が可能だ。免震構造の採用や防水板の設置など、災害対策も強化した。 信濃毎日新聞社の小坂壮太郎社長は祝賀会で、「地域で築き上げてきたジャーナリズムの伝統と、読者と共に歩む姿勢をこれからも着実に末永く続けていきたい」と述べた。