防げ!交通死亡事故 福島県北地区で現場点検 取り組み強化誓う
福島県内各地で相次ぐ交通死亡事故を受け、警察署や交通関係団体の関係者が現場を点検した。当時の状況や危険箇所を確認し、事故防止に向けた取り組み強化を誓った。 【伊達市片町の県道交差点】10月25日に行った。 伊達署と伊達地区の交通関係団体から約20人が参加した。手塚浩署長があいさつし、矢吹賢教交通課長が事故の概要を説明した。参加者は事故現場の様子を確認し、注意喚起のための看板を設置するなどの対応策について意見を出した。 事故は9日午後0時45分ごろ発生。横断歩道を歩いていた80代男性が乗用車にはねられ死亡した。 【桑折町谷地の国道4号交差点】10月24日に実施した。 福島北署桑折分庁舎と交通関係団体から約10人が参加した。湯田浩彰所長があいさつした。事故現場を点検した参加者は「道路の白線が見えにくくなっている」「交差点前から注意喚起できる看板を設置してはどうか」などを意見を述べた。
事故は13日午後1時15分ごろ発生。軽乗用車とオートバイが衝突し、オートバイを運転していた20代男性が死亡した。 【二本松市木幡字坂之下の県道】10月22日に点検した。 国分則之二本松署長はじめ同署、県警本部、県、市、野地達夫二本松地区交通安全協会長、安斎文彦二本松地区安全運転管理者協会長ら15人が参加した。事故状況の説明後、現場付近を見て回り、意見を出し合った。ガードレールや標識の必要性の検討、交通安全啓発の強化などを進める。 事故は17日午後1時30分ごろ発生。乗用車が片側1車線の緩やかな下り右カーブを進行中、道路左側にはみ出して電柱に衝突、田んぼに転落し、助手席の女性が死亡した。管内では今年2件目の交通死亡事故。 (県北版)