ロバーツ監督、手負いの大谷翔平は「No news is good news」会見なごむ
<ワールドシリーズ:ヤンキース-ドジャース>◇第4戦◇29日(日本時間30日)◇ヤンキースタジアム 【動画】大谷翔平は黒キャップにブルゾン、山本由伸は真っ白パーカーで球場入り ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が試合前の会見で笑いを誘った。 ヤンキースとのシリーズ対戦成績は3勝0敗で、ワールドシリーズ(WS)制覇に王手。話題は左肩の亜脱臼を抱えながら「1番DH」でスタメン出場する大谷翔平投手(30)に及んだ。 この日の大谷の状況について問われると「まだショウヘイと会ってないけど、元気だと思う」と心配はなし。続けて「No news is good news(便りがないのはいい便り)」と、ことわざで笑いを誘った。 大谷は26日(同27日)の第2戦、二盗を試みた際に左肩を負傷。左肩の亜脱臼のみと診断され、構造的な損傷は見られず。それでも痛み止めの服用やテーピングを施して第3戦に出場した。 ドジャースはブルペンデー。カスペリアスが先発する。 ◆亜脱臼 関節の位置にズレが生じ、脱臼しかかった状態。関節の可動域を超えた動作により、骨が関節から部分的に押し出されて発症する。痛みやしびれの症状が多い。骨が関節から完全に外れると脱臼になる。程度はさまざまで、阪神北條は18年に左肩を亜脱臼し、そのままシーズンを全休。21年には手術に踏み切るなど、再発を繰り返すケースがある。一方で、広島鈴木(現カブス)は16年8月に左肩亜脱臼を発症したが、プレーを続行してリーグ優勝に貢献した。一般的には、再発を防ぐために数週間は安静にする。