大谷翔平、休養目的の途中交代か 7回に代打を送られ敵地でブーイングの異様な雰囲気 日本選手初の米通算200号はお預け
ドジャースの大谷翔平が現地時間7月9日(日本時間10日)、敵地シチズンズ・バンク・パークでのフィリーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。7回は第4打席が回ってくるところだったが代打・オースティン・バーンズを送られて途中交代した。 【動画】打った瞬間!大谷翔平の27号逆転2ランが少年に直撃したシーン 欠場以外の途中交代は5月16日の本拠地でのレッズ戦以来で約2か月ぶりとなった。休養が目的とみられるが、大谷の打席を見たかった敵地のファンからブーイングが起きる事態となった。2打数1安打で打率は「.315」となっている。期待されたメジャー通算200本塁打達成も明日以降にお預けとなった。 初回の第1打席はインハイを振って空振り三振に切って取られ、敵地のファンからは大きな歓声が上がった。3回の第2打席はポトリと落ちる左前打で3試合連続安打とすると、二盗を決めて今季21個目の盗塁となった。これでメジャー初の3試合連続盗塁で、まずは「30-30」(30本塁打・30盗塁)が射程内となった。その先の「40-40」(40本塁打・40盗塁)、メジャー日本選手初のトリプルスリーにも期待だ。5回の第3打席は四球を選んでいる。 ナ・リーグ東地区1位を独走し、リーグ勝率1位である強豪フィリーズとの対戦。ポストシーズンの前哨戦となる3連戦の初戦で序盤から9失点を喫した。2回に3点を入れられると、4回にはトレー・ターナーの満塁弾などで6点。ドジャースも直後の5回にキャバン・ビジオのソロで1点を返したが、7回にもブランドン・マーシュに一発を浴び、試合は1-10と一方的な展開となっている。 大谷は試合前まで、88試合に出場して打率.314、28本塁打、65打点、OPS1.036をマーク。三冠王も視界に入る。2年連続で20盗塁を達成し、20本塁打20盗塁は2021年、2023年に続き3度目となっていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]