佐々木麟太郎「監督やコーチと話したなかで…」名門・花巻東高校からアメリカ・スタンフォード大学へ進学した“決め手”とは?
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。9月21日(土)の放送は、岩手県の高校野球の強豪校・花巻東高校時代に高校通算ホームラン記録140本塁打を打ち立て、9月下旬にアメリカのスタンフォード大学に進学する佐々木麟太郎(ささき・りんたろう)選手がゲスト出演。ここでは、高見によるインタビューの模様をお届けしました。
◆花巻東高校で学んだことが活きている
高見:花巻東高校といえば、野球が強いのはもちろんのこと、選手の皆さんの“人間力の高さ”というものも非常に感じます。佐々木選手のなかで“花巻東の人間力”というものが、ご自身の軸になっている部分はありますか? 佐々木:3年間プレーしてきたなかで、考え方などいろいろ学んだものは間違いなくありますし、花巻東という環境でやってきたからこそ、人としてすごく誇りに思えることや知恵、知識を学ばせてもらいました。そして今、1人になったこのタイミングで“(花巻東で学んだことが)活きているな”としみじみ感じています。 高見:父である佐々木洋(ささき・ひろし)監督は結構厳しいですか? 佐々木:厳しいですね。ただ、小さい頃からすごく厳しく育ててもらったから、今の自分があるのは間違いないです。小さい頃は、嫌なところがなかったわけじゃないですけど、今思うと感謝しかないです。
◆スタンフォード大学に進学した理由
高見:ここまで培われてきたものを背負って、また新たな道へと進まれるわけですが、スタンフォード大学に進学した一番の要因は何だったのでしょうか? 佐々木:素晴らしい大学であることは間違いないですし、あとは実際に行ってみたときのフィーリングだったり、監督やコーチと話したなかでシンプルに“ここでやっていける!”というプランが一番見えた場所だったので、最終的に決めさせてもらいました。 高見:そのときから(スタンフォード大の)監督に「こういう野球をしてほしい」みたいな話をされたのですか? 佐々木:そうですね。“チームとして、どういうところを目指しているのか”とか、個人としてどういう姿であってほしいとか、いろいろコミュニケーションを取らせてもらいました。そのときに、自分がスタンフォードでやっている姿が一番イメージできたので、シンプルですけど、それが最終的な決め手だったかなと感じています。 高見:今の段階で、佐々木選手の目指す場所はどういったところでしょうか? 佐々木:スタート地点に立って、ある程度慣れてきた段階ということは間違いないので、これから野球選手としては“どれだけステップアップできるか”というところもそうですし、大学生としても、いろいろな経験や出会い、勉強など、今だからできることもあるので、その両方を大切にしながら生活していきたいなと思います。現段階では期待しかないですね。