早くも別格! J2、今夏の大当たり新戦力(4)誰が止められる? あっという間に中心、最強の優良助っ人
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J2リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:ジョアン・パウロ(ブラジル出身) 生年月日:1996年11月28日 現所属クラブ:横浜FC 前所属クラブ:オリヴェイレンセ 加入後リーグ戦成績:9試合2ゴール1アシスト 名門サンパウロの下部組織出身のジョアン・パウロは、2015年にトップチームデビューを果たすものの、その後すぐさまレンタル生活に。ブラジル国内複数のクラブを渡り歩いたあと、2020年にはベトナムのホーチミン・シティに移籍するなど、キャリアは下降線をたどっていた。 それでも、ポルトガル2部のオリヴェイレンセで息を吹き返し、リーグ戦32試合に出場。その活躍が評価され、ミシェル・リマと共に横浜FCに加入することとなった。 今季ここまで1試合も日本でプレーできていないミシェルに対して、パウロの活躍ぶりは目を見張るものがある。J2リーグ戦初出場となった第25節ジェフユナイテッド千葉戦でいきなりアシストを記録すると、その後は全試合に出場。サイドチェンジなどのパスの精度や守備強度など、同選手のチームへの貢献度は大きく、もはやチームに不可欠な存在になっている。 J2天王山となった第33節清水エスパルス戦でも、気持ちの入ったヘディング弾で首位チームのゴールをこじ開けた。常に全力プレーを怠らない優良外国人の存在は、J1昇格を目指す横浜FCにとって大きな手助けとなっている。
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