日経平均まさかの「ブラックマンデー再来」説を検証する
AI市場の世界的な拡大を証明したエヌビディアの好決算だったが、半導体銘柄への波及は限られた(写真:ブルームバーグ)
8月25日の日経平均株価は前日比662円安の3万1624円で引けた。フシ目の7月12日安値3万1791円を再び割り込んでしまったことで、調整の長期化が懸念される。8月28日の週いっぱいくらいまでは日本株が嫌われる時間帯かもしれない。 日経平均の騰落レシオ(25日)を推計すると、9月6日頃にボトムとなりそうだ(将来は値下がり銘柄数と値上がり銘柄数が同数と仮定してシミュレーション)。それまでのボックスレンジの値幅を下にシフトした3万円前後までの下落リスクを覚悟すべき局面となってきている。 米国株のテクニカルな状況も悪い。7月24日にナスダック100の特別リバランスが実施された。過去の例では、リバランス後40日間ぐらいはS&P500指数の値動きが不安定になる経験則がある。今回も9月上旬まで米国株は不安定となりそうだ。
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木野内 栄治