生田絵梨花が人間味あふれる先生役に挑戦！ 「今まで見せたことがない一面をたくさん引き出してもらっている」
■感情豊かな主人公を体当たりで演じる生田「こっちが素なんじゃないの？と言われます（笑）」
生田絵梨花が8月18日スタートのドラマ『素晴らしき哉、先生！』（ABCテレビ・テレビ朝日系／毎週日曜22時）で地上波連ドラ初主演を果たす。生徒や保護者、同僚など、あらゆる人間関係の板挟みになる中、辞め時を探しながらもなんだかんだ生徒のために奮闘していく2年目の高校教師・笹岡りおを演じる生田。泣きも笑いも感情に素直で、大笑いもすれば裏アカで愚痴も吐くような人間らしさもある主人公を、生田が全身全霊で演じる。 【写真】生田絵梨花、カラフルなパンツルックで登場 全身カットも！ 撮りおろしカットギャラリー 脚本・演出を宅間孝行が手掛けるオリジナル作品の本作。夢と希望を胸に教育現場に飛び込んだZ世代の高校教師・笹岡りお（生田）。だが、その過酷さは想像を絶し、2年目にして退職を考えるほどストレスフルな毎日を送っている。本作は、不本意にも担任を持たされ、辞め時を逸してしまった2年目のりおが、生徒のために奮闘を続ける中で人間として変ぼうを遂（と）げていく、新米教師の成長物語だ。 ――連ドラ主演のお話を聞いた時のお気持ちは？ 生田：うれしい気持ちはもちろんなんですが、それを上回るぐらい緊張や不安が大きかったです。先生という役柄も、「先生、できるかな」という気持ちだったんですけど（苦笑）、今はそういう不安も込みで、りおという主人公に気持ちを重ねながら楽しんで、体的にも、心的にも毎日汗かいてます（笑）。 ――主演が発表されて、周囲から反響はありましたか？ 生田：すごくありました。他の現場に行くたびに「主演、やるんでしょう？ おめでとう」と言ってもらったり、予告を見てくださった方が「映像であんまり見たことない感じがする」と言ってくださったり、いろいろな方々から楽しみにしているという声が届いているので、やっぱり反響が大きいなと思いました。 ――演じられるりおはどのようなキャラクターですか？ 生田：りおはすごく感情の放出の仕方が大きくて、ポジティブな方向にもネガティブな方向にも感情豊かだなと思います。 ――そんなりおの人間らしいところも本作の魅力だと思いますが、演じる際に意識していることは？ 生田：そうですね…自分自身の本音によく耳を傾けるようになりました。りおは感情にすごく素直な女性ですし、愚痴を吐いちゃったり、笑っているけどしんどかったり…そういう人間らしい面を持っているんです。私は無意識に自分で感情を麻痺させちゃっているところがあると思っているので、まずは自分が自分に制限をかけないようにすることで、それをりおの表現として探っていくことを意識しています。 ――りおとご自身の共通点はありますか？ 生田：意外と現場の方たちに、こっちが素なんじゃないの？と言われるんです（笑）。今までお芝居としてはあまり、りおのような感情表現をしたことはなかったですけど、やってみると不思議としっくりくるということが多いことに自分でも驚いています（笑）。考えてみれば、私ももちろんお仕事は一生懸命やるし、理想に対して頑張ってはいるんですけど、それが「無理！」ってなった時に、帰りの車でマネージャーさんに2、3時間ぐらい、勝手に1人でバーって言ってるのを仏のような顔で聞いてもらうことがあるので、りおのキャラクターがしっくりくるのは、そういうところだったのかなと思ったりしました（笑）。それと、私は普段お酒を飲むと眠くなっちゃうタイプなんですが、りおが泥酔してるシーンで「うまい！」と演技を褒めていただきました（笑）。このドラマで、今まで見せたことない一面をたくさん引き出してもらっています。 ――演じるりおが適度にストレスを発散するのが印象的だったのですが、生田さんのリフレッシュ方法は？ 生田：私は辛い鍋を食べたりします。汗を出すことによって、放出するというか…。辛い物が食べたくなるんですよね（笑）。 ――りおの気持ちに共感できる部分は？ 生田：予告編でりおが「先生だって人間なんだよ！」と叫んでいるんですが、私もこの仕事をしながら、よく思うことではありますね。例えばステージに立ったり、カメラ前に立ったり、歌ったりする時に、自分で自分を鼓舞しながら精一杯立つんですけど、周りから「全然緊張してないね」とか言われたりすると、「人間なんだよ！」と思うことがあるので（笑）。 ――仕事とプライベートの両立で、りおと重なる部分はありますか？ 生田：これはドラマの描写にもありますし、リアルでも先生方はそういう経験が多いらしいんですけど、学校の中だけじゃなくて、たまたま街で保護者の方に見られたという時に、そこでも先生としてのイメージを問われたりすることがあるらしいんです。それで、日ごろから学校外でも行動を気にするということを先生方もおっしゃっていました。それはこのお仕事していても一緒なので、「先生も気にしなきゃいけないんだ」というところにちょっと親近感を覚えましたね。
