巨人V奪回への使者となるか 脅威の「.414」 年俸5000万円の「交流戦男」とは
巨人が波に乗ってきた。 6月4日のロッテ戦(東京ドーム)では3回に1イニング12安打13得点の猛攻を見せ、試合も18-2と大勝。楽天、ソフトバンクと並んで交流戦首位タイに躍り出た。 【動画】勢いが止まらない!早くも来日2号アーチをかけたヘルナンデスの打撃をチェック 週末の西武戦も勝ち越し、勢いに乗る巨人はこの試合、相手先発、小島和哉を攻めた。2-2の同点で迎えた3回、先頭の2番に入ったエリエ・ヘルナンデスのヒットから始まり、スタメン全員がつながる9連打で7得点、相手投手が代わった後も攻撃は続き、結局この回、11得点のビッグイニングをもたらした。 本拠地に応援に訪れたG党も大喜びの試合となったが、このところ存在感を示し、「交流戦男」となりつつあるのは、新助っ人のヘルナンデスだ。 「2番・右翼」で先発したこの試合では3回はビッグイニングの口火を切るヒットから始まり、8回一死一、二塁の好機では吉田凌の変化球をうまく捉えて2号3ランを放った。 これで来日2度目の猛打賞、交流戦開幕となる5月28日のソフトバンク戦(東京ドーム)から先発起用され、7試合連続安打と好調をキープ、打率は「.414」まで急浮上している。 チームにとっても新助っ人の存在は大きい。全18試合、短期決戦となる交流戦の戦いにおいてはチームを勢いづける「交流戦男」の存在が鍵を握るとされる。攻守ともにハツラツとした姿を見せる助っ人の躍動した姿がチームに勢いを与えていることは間違いない。 開幕前にはバリバリのメジャーリーガーであるルーグネッド・オドーアが2軍調整を拒否して退団というアクシデントもあったが、めぐりめぐって、年俸5000万円の超優良助っ人がV奪回への使者となるか。 今後も躍動する姿を楽しみにしたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]