五輪金メダリスト・日下尚選手に香川県県民栄誉賞 地元の人や母校の後輩も祝福
KSB瀬戸内海放送
パリオリンピックで金メダルを獲得したレスリングの日下尚選手がふるさと高松市に凱旋しています。23日はその快挙をたたえて香川県県民栄誉賞が贈られました。 【写真】地元の人からの祝福を受ける日下選手
日下選手は両親や恩師と一緒に香川県庁を訪れました。池田知事から、新設された県民栄誉賞の賞状とカップを手渡され、「身に余る光栄な賞。これからも活躍して香川県に貢献したい」とあいさつしました。 22日夜は地元・高松市前田東町で多くの地元の人から熱い祝福を受けました。日下選手が真っ先に金メダルを報告したのは、祖父の勇さんと祖母の孝子さんです。 (祖母 孝子さん・祖父 勇さん) 「思いがつまったメダルだと思って感激しました」 幼いころから見守ってきた「尚」の成長と快挙に、地元は大盛り上がりでした。 (金メダル獲得 高松市出身/日下尚 選手) 「これだけ集まってくれるのが地元・前田の良さなので、これは絶対に他の金メダリストの中で僕しかいないと思いますし、香川県を背負って、これを広めていける存在になりたい」 そして、23日午前には母校・高松北高校に凱旋。約400人の後輩から歓迎を受けました。 アジア選手権や全日本選抜選手権で優勝経験もあるレスリング部の後輩、吉田泰造選手から花束を受け取りました。 (金メダル獲得 高松市出身/日下尚 選手) 「今いろんな有名人とかにも会うことも多いんですけど、それよりも地元の友達に会うことの方がうれしいので。今を一番楽しむことが今後の財産になると思います」 高松北高校出身選手の金メダル獲得は、前回の東京オリンピックフェンシング男子エペ団体の宇山賢さんに続いてこれで2大会連続です。 (高松北高校レスリング部/吉田泰造 選手) 「地方からでもオリンピック優勝が狙えるっていうのが、自分にも可能性があるのかなっていうのを思わせてくれることで、とてもうれしいことです」 (金メダル獲得 高松市出身/日下尚 選手) 「(オリンピックの舞台で)君が代聞いたのもうれしかったですけど、ここで校歌を聞けたってことがめちゃくちゃうれしかったです」
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