市民の力作ずらり 奄美市美展始まる 奄美川商ホール、25日まで
第42回奄美市美術展覧会(「風は南から 2024AMAMI市美展」)が18日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美川商ホール(奄美文化センター)で始まった。美術、写真、書道の3部門の入賞・入選作品733点と委嘱作家の16点、計749点がホワイエなどにずらり。来場者は趣向を凝らした力作に見入っていた。展示は25日まで。 市美展は市、市教委、市美展実行委が主催する奄美群島最大の美術展。一般の部に217点、小学生の部に778点、中学生の部に215点の計1210点の応募があった。 初日は同会場で表彰式があり、市美展賞に輝いた重村敏光さん(美術部門)、渡洋子さん(写真部門)、中島瑞枝さん(書道部門)らに表彰状が贈られた。 書道作品に見入っていた奄美市名瀬芦花部の四本翠さん(82)と四本ケイ子さん(90)は「知り合いの作品がたくさん出ていて興味深い」と笑顔。孫の美術作品を見ようと会場を訪れた龍郷町の女性(72)は写真部門の前で「いろんな構図の作品があって面白い。どんな風に撮影しているのか想像するだけで楽しい」と眺めていた。