自信を失いかけていた22歳の競輪選手 得意バンクで一変「ここで流れを変えないとズルズルいくと思った」
福井競輪「KEIRINライジングスターズ(F1)」が13日に開幕。6RのS級予選に出場した上野雅彦(22歳・香川=119期)に話を聞いた。 前回の別府記念は9・7・5・7着と散々な結果に終わった上野雅彦だが、高橋和也との二分戦だったこの日はライン4車の利を生かす積極策で強敵を封じ、中四国で確定板を独占した。 「前回(数字を)叩きすぎてしまったし、今回はなんとかしようと気合が入っていました。練習の感じは最近の中では良い方だったしセッティングも出ていた。それに福井は2回(連続で)決勝に乗れている相性のいいバンクだから、ここで流れを変えないとズルズルいくと思ったので。ラインが4車になったのも大きかったですね」とホッとした表情で初日のレースを振り返った。 決勝進出が遠ざかっている近況も、パンチ力には定評があり自信を取り戻しつつある今なら一発も十分見込めそうだ。 「まずは準決も自分の力を出し切りたい。それで結果も付いてくれば」 得意の福井バンクで3連続優出を目指す!(netkeirin特派員)