加藤健一事務所による“令和版・詩人の恋”、演出は藤井ごう
加藤健一事務所 vol.119 音楽劇「詩人の恋」が、来年1月22日から2月2日まで東京・本多劇場で上演される。 【画像】加藤健一事務所 vol.119 音楽劇「詩人の恋」チラシ裏(他2件) 「詩人の恋」は、加藤健一事務所で繰り返し上演されてきたジョン・マランスの戯曲。作中では、1986年のオーストリア・ウィーンを舞台にした物語が展開する。ある春の日の午後、声楽家であるマシュカン教授の元に、アメリカ人ピアニストのスティーブンがやってくる。かつて神童と呼ばれたスティーブンだが、現在は壁に突き当たっており、その状況を打破すべく、マシュカン教授のレッスンを受けることに。マシュカン教授はスティーブンに、ハイネの詩によるシューマンの連作歌曲「詩人の恋」を課題として出す。スティーブンは「どうしてピアニストに歌わせるんだ」と反発するが……。 今回は“令和版・詩人の恋”として、加藤健一事務所作品に初登場となる藤井ごうが演出を担当。マシュカン教授を加藤健一、スティーブンを加藤義宗が演じる。加藤健一は「久しぶりに音楽劇『詩人の恋』を上演しようと思います。ハイネが作詞し、シューマンが作曲した詩人の恋という16曲からなる連作歌曲を歌いながらドラマは進んで行きます。ドイツ語の訳詞は岩谷時子さんです。老教師の飽くなき情熱によって次第に歌だけではなく、音楽というものの真髄を掴んでゆく天才ピアニストの姿は、必ずや観る人の心に大きな感動を呼び起こす事でしょう。僕の、愛してやまないこの素晴らしい作品を是非、是非、ご覧いただきたいと願っています」とコメント。 加藤義宗は「私自身、この『詩人の恋』が本当に好きな作品で、個人的に加藤健一事務所の代表作の一つだと思っています。この公演に向けて三年前から声楽のレッスンを始めました。最初のころはいつ公演するのかも分かっていない状況からのスタートだったのですが、ようやく実現となりました。公演に向けての準備期間としては自身最長の期間を経ての公演となります。役者人生にとって、とても重要な作品になると考えています。ぜひ劇場にて目撃していただきたいです」と語った。 ■ 加藤健一事務所 vol.119 音楽劇「詩人の恋」 2025年1月22日(水)~2025年2月2日(日) 東京都 本多劇場 □ スタッフ 作:ジョン・マランス 訳:小田島恒志 訳詞:岩谷時子 演出:藤井ごう □ 出演 加藤健一 / 加藤義宗 ※高校生以下割引あり。