馬に親しむ日2024にて、シロップを両手に持つかき氷担当の今村聖奈騎手

　9月23日、栗東トレセンの乗馬苑で「馬に親しむ日　2024」が行われました。午前9時から午後3時までの開催で、終始お客さんがいっぱいでした。中でも子ども連れの家族が多く訪れていた印象で、周りを見渡すと笑顔であふれていました。 　サラブレッド試乗会、木馬体験などさまざまなイベントが実施され、それぞれを現役ジョッキーが手伝っていました。木馬体験では午前中は小崎騎手、藤懸騎手らが、午後からは斎藤騎手、富田騎手、岩田望騎手らが子どもたちをサポートしていました。笑顔で「頑張れ、頑張れ！」「あと100メートルでゴールやで」などと励まし、和気あいあいと楽しく教えている姿が目に焼き付きました。 　また、場内ではかき氷屋が出店されており、そこでは今村騎手や田口騎手らが、お手伝い。注文を受け、かき氷を作り、笑顔で手渡す。時には、子どもたち、競馬ファンと話をしたり、サインをしたり、写真を一緒に撮ったりしていました。ほかにも、西塚騎手、河原田騎手らが障害馬術の実演を、ステージでは午前中に福永師、松山騎手らが、午後に鮫島駿騎手、永島騎手、田口騎手らがトークショーに出演したりと、盛りだくさんの内容でした。 　イベントの合間、いろいろな騎手と話をしました。レース開催日や調教の時とは異なり、柔らかい表情でしたし、普段の取材時とは違う新たな一面を見ることができました。何人かに協力してもらい、その表情を写真に収めたので、いつもと違った一面を見ていただければ、と思います。 　ジョッキー皆さんが口にしていたのは、「ここから未来のジョッキーが出てきてくれればうれしい」ということです。競馬に興味を持ってくれる子どもたちと触れあい、「この中から後輩が出てきてくれれば」という思いが沸いたのでしょう。来年も引き続きこのイベントは行われると思いますし、競馬ファンの皆さまにはぜひ参加してほしいと思います。【藤本真育】