井上尚に「モンスター」コール ニューヨークで表彰式―ボクシング
【ニューヨーク時事】全米ボクシング記者協会の2023年最優秀選手賞に選ばれたスーパーバンタム級世界主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が6日、ニューヨークで行われた表彰式に出席し、英語で「この場にいられることを光栄に思います」とあいさつした。 【写真】最優秀選手賞の表彰式に出席し、ポーズを取る井上尚弥 受賞式では多くの出席者や関係者から写真撮影とサインを求められ、米国でも人気の高さがうかがえた。登壇すると、ひときわ大きな拍手や井上尚の愛称を示す「モンスター」コールが起きた。表彰後に取材に応じ、「雰囲気もすごく良かったし、ニューヨークに来たかいがあった。待ち望まれているのを感じた」と笑顔を見せた。 1938年から表彰されている最優秀選手賞には、モハメド・アリ、マイク・タイソン(ともに米国)ら多数の有名ボクサーが選ばれている。井上尚は日本人で初の受賞となった。歴史ある舞台で主役の輝きを放ち、「重みを感じた。米国で試合をしたい。(ニューヨークに)来たことによって、自分の中で気持ちの変化もある」と刺激を受けた様子だった。