鈴なりの実から甘い香り 赤くて真ん丸、目にも楽しく
長野市篠ノ井岡田の茶臼山恐竜公園でヤマボウシの赤い実が鈴なりになり、園内で過ごす人の目を楽しませている。 【地図】ヤマボウシの赤い実が実る「茶臼山恐竜公園」はここ
よく見ると表面は亀甲模様で小さな突起があり、直径は2~3センチほどだ。熟した実からほのかな甘い香りが漂い、集まってきたアブやアリなどが秋の恵みを味わっていた。
長野南ロータリークラブ副会長の中嶋君忠さん(84)=同市篠ノ井御幣川=によると、ヤマボウシは同ロータリークラブが約30年前に皇太子(現天皇陛下)ご成婚記念で54本植えたという。中嶋さんは「毎年5月末~6月に赤や白の花が咲く。実は桑の実のようなほのかな甘みがあり、果実酒にもできる」と話す。
池上滴