続く“令和のコメ不足”みそづくりもピンチ 広島
食欲がそそられるホッカホカのごはん!。 私たちの食卓に欠かせないお米ですが、今異変が起きているんです。 岡森吉宏記者「産直市の棚には広島県産のお米が並んでいますが入荷が不安定なため1家族2袋までという制限がかかっています」 午前9時、お店がオープン。 岡森吉宏記者「今オープンしました。皆さん続々と入ってきます。オープンして一目散に向かったのはお米です」 買い物客「人に頼まれて今米不足で買えないと。学校でお弁当が始まるからほしいといわれて」 このお店では週2回、米の入荷があるといいますが。 岡森吉宏記者「こちらお米の量り売りコーナーですが、あきろまん完売、あきさかり完売、恋の予感完売と品切れになる品種が出てきています」 量り売りコーナーでは、お米を求める人だかりが。 新たに30キロ仕入れた人気の品種は1時間半で完売しました。 米を買いに来た客「でもこれって異常ですよね。なんでこんなにコメがなくなるん?」 まさに“令和の米騒動”一体何が起きているのか? JA全農ひろしま米穀販売課 坂井秀太郎課長「日本海側を中心に高温障害が発生し、または南海トラフの関係で備蓄する家庭での購入が進んでいるのではないかという状況ですね」 すぐに在庫が枯渇する状況ではないとしながらも、数量制限を設けながら販売を続けているということです。 JA全農ひろしま米穀販売課 坂井秀太郎課長「9月の終わり10月の頭になれば新米の品種が色々出てきますので、新米が発売されれば在庫は潤っていくと思われます」 新米が出てくれば一安心!かと思いきや、そうもいかないものも。 岡森吉宏記者「日本の食卓になじみ深いみそですが、このみそにもコメ不足の影響が出ているということです」 みその原料は塩と大豆と米が使われます。 新庄みそ 山本美香社長「加工米を使っておりまして、そのお米も割と取り合いになっている。価格も105%~120%以上に上がっている状況です」 新庄みそでは、ほとんどの商品で加工米を使っており、その不足と価格の高騰は大きな痛手に。 そして、新米の季節となっても加工米はまた別の話。 不足解消にはタイムラグが生じてしまうといいます。 新庄みそ 山本美香社長「新米からおそらく2カ月ぐらいは先のばしにはなろうかと思いますね。まだ貯蓄が不足している状態なので、十分といえる状態に追いつくまでには2年ぐらいかかるのかなと思います」