吉沢亮×宮﨑あおい Netflix映画『クレイジークルーズ』インタビュー
坂元裕二が脚本を手がけ、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』で演出を務める瀧悠輔が監督を務めたNetflix映画『クレイジークルーズ』が11月16日(木)より配信。エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船を舞台に、客からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優と、客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦が、船上で起きた殺人事件の謎に迫る、というミステリー&ロマンティックコメディだ。ダブル主演を務める吉沢亮と宮﨑あおいにインタビュー。 【画像】インタビュー中の写真をすべて見る
──坂元裕二さんが脚本を手がける本作への出演が決まったときの感想を聞かせていただけますか? 吉沢亮(以下、吉沢):昔から、好きでいろんなドラマを観ていましたし、坂元さんの脚本でお芝居をさせていただけると聞いたときは嬉しかったです。 宮﨑あおい(以下、宮﨑):発してみたいと思わせるセリフが、たくさんあるんですよね。自分だけじゃなくて、他のキャストの方のセリフもそうなんです。 吉沢:セリフの強さに惹き込まれますよね。視聴者としても、役者としても、すごく憧れてしまう世界が描かれているなって。 宮﨑:登場人物がみんなチャーミングですよね。意地悪だったり、悪い人だったりしても、坂元さんが書くことで魅力的に映るというか。今作も、そういう登場人物がたくさんいたので、台本を読んでいるときから現場に入ることが楽しみでした。 吉沢:ポップかつおかしく話は進んでいくけど、どこかで人間臭さも描かれていたり、キュンキュンするシーンがあったり、いろんな要素が散りばめられていて、すごく面白いなと読んで思ったのを覚えています。 ──坂元さんが脚本を手がけたドラマの中で、お気に入りの作品は? 吉沢:一番は『それでも、生きてゆく』ですが、『カルテット』も『最高の離婚』も好きです。 宮﨑:私も『カルテット』で役者さんたちが坂元さんのセリフを喋っている世界に魅了されました。テンポ感もよくて。 ──お二人は初共演だったそうですが、現場に入ったとき、お互いにどんな印象を受けましたか? 吉沢:僕はこの業界に入る前から、宮﨑さんの出演した作品を観て憧れもあったので、会う前も会ってからもずっと緊張していたんです。 宮﨑:ちらっとその噂を聞いてしまったので、私が緊張してしまいました(笑)。 吉沢:宮﨑さんは、すごくナチュラルに現場にいらっしゃる方という印象でした。スタッフさん、他のキャストの方、エキストラの方に丁寧に接してらっしゃって。現場で縫い物をしてましたよね? そういう過ごし方をされるんだな、と。 宮﨑:吉沢さんにお会いしてみて、とてもシャイな方なのかな、と思ったのですが、奏翔役の子役の潤浩くんとは本当によく話していたんです。その一面を、私にも向けてほしい、とうらやましく眺めていました(笑)。 吉沢:それこそ、潤浩くんとは、当時プレイしていたゲームが一緒で。役はわりとツンとしていましたが、本人はすごく人懐っこくてかわいらしくて。共通の話題ができたので、僕も普通に楽しくなっていました。