山崎賢人、ドラマ版「ゴールデンカムイ」での中川大志の疾走姿に笑い堪えられず?「走ってくるだけで愛おしい」
大ヒット映画『ゴールデンカムイ』(24)の続編となるドラマシリーズ第1弾「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」(10月6日午後10時よりWOWOWにて独占放送・配信、全9話)の完成披露試写会が8月27日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、杉元佐一役の山崎賢人、アシリパ役の山田杏奈、白石由竹役の矢本悠馬、二階堂浩平役の柳俊太郎、奥山夏太郎役の塩野瑛久、家永カノ役の桜井ユキ、鯉登音之進役の中川大志、キロランケ役の池内博之、鶴見篤四郎役の玉木宏、土方歳三役の舘ひろしら豪華キャストが登壇した。 【写真を見る】久しぶりの共演がうれしすぎて、笑顔溢れる山崎賢人&中川大志は終始ニコニコ 映画の続編となるドラマシリーズでは、金塊の在りかを示す暗号が刻まれた刺青を背負った囚人狩りが本格化。杉元一行、鶴見中尉ら第七師団、土方一派との三つ巴の刺青争奪戦を繰り広げていく。ドラマ版よりキロランケ、インカラマッ、家永カノ、奥山夏太郎ら、個性あふれるキャラクターが登場し、物語はよりスリリングに展開していく。 撮影は、映画、ドラマとあわせて8か月という時間を費やした。主演の山崎は「キャラクターはみんな濃い」とニヤリとし、ネタバレ回避のため詳しくは言えないが、「大志の鯉登少尉が出てきて、スタッフさんが『ドラマの成功を確信した!』と言ってました」とうれしそうに報告すると会場は大きな拍手に包まれる。中川が鯉登少尉を演じることが発表されたのはつい数日前のこと。SNSも大いに盛り上がった。「大志との共演は久しぶりで、すごくうれしかったです」と山崎がニコニコしていると、「10代のころから知っていて久しぶりの共演。矢本さんも、玉木さんも(自身が10代のころから)知っているので、ちょっと照れ臭かったです」と撮影を振り返りながらも「あとから合流させてもらったのですが、ドキドキしていました」とドラマ版から参加した撮影現場を振り返った。 「アシリパの出生にまつわること、金塊争奪戦にどう関わってくるのかなど、ドラマのなかで明らかになってきます」と見どころに触れた山田は「アシリパがどう対峙していくのかを観ていただきたいです」とおすすめ。さらに「映画に引き続き、グルメもたくさん出てきます。変顔も映画より盛りだくさんかもしれないです!」とドラマ版でも漫画の見比べながら変顔の練習を重ねたことも明かしていた。 異次元すぎる完成度と話題をさらった鶴見中尉を演じた玉木は「映画の時とは違った側面が見られると思います」と話し、「あの見た目なので、(映画公開時は)僕よりも見た目に話題が集中していた。あの見た目に追いつくように頑張らないといけないという思いでやっていました。第七師団は、ヤバいやつらばかりなので」と苦笑い。ドラマ版でも第七師団のヤバさは健在で、「本当にヤバいやつしかいない。見応えのあるクセの強いキャラばかりです」とアピールしていた。 注目キャラの役作りは「ビジュアルの部分から細かく打ち合わせしながら作り上げていきました」と説明した中川。特徴的な眉毛には特にこだわったそうで、「自画自賛なんですけれど、あの眉毛をつけた瞬間、鏡を見て『鯉登じゃん!』って(笑)。あの眉毛には感謝です」と仕上がりに自信と言った様子の中川。矢本も「縦に生えた眉毛は見たことない」と思い出し笑い。中川が「50メートルくらい離れた場所から走っていくシーンで、すごく離れているカットだったのになぜか笑われた」と振り返ると、山崎は「大志のことが大好きだから、笑っちゃって。走ってくるだけで愛おしくなって笑っちゃう」と矢本と顔を見合わせながら吹き出す場面もあった。ちなみにこちらのシーンについて中川は「走り方にも注目してほしいです!」と呼びかけていた。 映画では柳演じる双子の兵士、二階堂も強烈なキャラで話題になった。ドラマ版からさらに個性が爆発していくとコメントした柳は「ビジュアルにインパクトがあります。ヘッドギアに耳をつけて、頭に乳首をつけて。そこを見ていただくだけで笑えると思います」とニヤニヤ。ドラマから参加の塩野は「現場では原作愛が伝わってきました。その愛を感じていたらいつの間にか撮影は終わっていました」とあっという間の撮影だったとし、「撮影現場で会う人が限られている役。絡めるシーンは多くはなかったけれど、チームとしての一体感はすごかったです」と充実感を滲ませた。 桜井はネタバレを回避しつつ「女優さんの目ん玉を舐めたのは初めて(笑)。申し訳ないくらいの近い距離で…」と撮影時を思い出し、クスクス。完成した映像を観ても「ありえない距離の近さにびっくりしました」と超近距離で撮影したシーンを楽しんでほしいとおすすめしていた。 映画に続き、ドラマでも杉元とアシリパはバディとして活躍する。撮影中に発見した意外な一面について山田が「山崎さんは少年。池内さんに現場でキャンプのロープワークを教えてもらっていたのですが、目をキラキラさせながら『すごいです!』って楽しんでいました」と明かすと、山崎は「毎日スタッフさんが作るスープを『今日はどんなスープだろう』って毎朝楽しみにしていました。少女です!」とお互いに少年、少女のようなピュアな一面を発見したと目を輝かせて報告。息の合ったやりとりで和ませていた。 取材・文/タナカシノブ ※山崎賢人の「崎」は「たつさき」、柳俊太郎の「柳」は木へんに夘、アシリパの「リ」は小文字が正式表記