【日本ハム】栗山英樹CBOが世界一の大谷翔平に感謝「あんな数字で終わる選手ではないでしょ」
日本ハム栗山英樹CBO(63)が1日、ドジャースで世界一となった愛弟子の大谷翔平投手(30)に感謝した。エスコンフィールドで取材に応じ「ああやって野球のすごさを伝えてもらっていることに関しては、ものすごくありがたい。『ありがとうな、翔平』っていう感じ」と笑顔を見せた。 【写真】優勝トロフィーを持つ大谷翔平 それでもまだ、大谷を褒めることはない。「僕が勝手に思っている大谷翔平って、こういう大谷翔平ではない。『こんなとこでよかったねなんて言っている場合じゃないよね』みたいな(笑い)。本人も『なんか全然ダメだな、まだ』って思っているって信じている。夢が全部達成しちゃったっていう空気感だけが、あいつの成長を妨げる。人が一番怖いのは安心してしまうこと。あんな数字で終わる選手ではないでしょ」。日本ハム時代から変わらない愛情を言葉に込めた。 大谷は左肩を亜脱臼するアクシデントも乗り越えて、ワールドシリーズ制覇に貢献した。「あれが普通の試合でも、ああいう風に向かったと思う」。ずっと変わらない強い精神力をたたえながらも「1つ1つの動きが全てメッセージになる選手。これを子どもたちも見ている。ケガをした時にストップをかけることも、これから示さなければいけない立場」とも話した。【木下大輔】