嵐、全MV公開プロジェクトで「ALL or NOTHING」のみ公開中止を発表 歌詞の“ジャニーズ代表”を問題視か
嵐の楽曲「ALL or NOTHING」のMVが、YouTubeで公開中止となった。11月1日(金)、所属音楽レーベル・Storm Labelsが公式サイトで発表した。 【画像】廃盤になった嵐の映像作品『ALL or NOTHING』 当初、嵐のデビュー25周年企画の一環として、11月3日(日)に嵐の全MVが公開される予定だった。 その中で楽曲「ALL or NOTHING」MVのみが公開中止に。その理由について、Storm Labelsは「諸般の事情により公開を差し控えることにいたしました」と説明している。
嵐の楽曲として初の櫻井翔による自作ラップ曲「ALL or NOTHING」
「ALL or NOTHING」のMVは、2002年6月に発売された同名のVHS/DVD(※現在は廃盤)に収録。 嵐の楽曲として、櫻井翔さんが初めて自らラップ詞を手がけたヒップホップ・チューンだ(当時の名義はSHOW)。 VHS/DVD『ALL or NOTHING』では、大野智さんがカポエラ、櫻井翔さんがラップ、相葉雅紀さんがサックス、二宮和也さんが旅、松本潤さんがポップダンスのように、嵐のメンバーがレベルアップに挑戦。 それぞれの成果をMVという形で、ライブハウスのステージ上で披露する。
20周年記念のビデオ・クリップ集に再録
「ALL or NOTHING」は、その後一部リリックを変更し「ALL or NOTHING Ver.1.02」と改題。 楽曲としては2002年7月リリースの2ndアルバム『HERE WE GO!』に収録された。 なお「ALL or NOTHING」のMVは、2019年10月に発売されたビデオ・クリップ集『5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019』初回限定盤に付属する特典ディスクにも再録されている。
ラップ詞には“ジャニーズ代表”というワードが
「ALL or NOTHING」のラップ詞の冒頭には、<ジャニーズ代表>という文言がある。 ジャニーズ代表 嵐のラップ隊長 そう 俺が 櫻井翔(that's right yo) 嵐「ALL or NOTHING」冒頭のラップ詞 故・ジャニー喜多川さんの性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所は、2023年10月に社名をSMILE-UP.に変更。 同月に行われた記者会見の中で、元V6の井ノ原快彦さんが代読した同事務所・前社長の藤島ジュリー景子さんの手紙の中には、「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」という言葉があった。 なお、「ALL or NOTHING」を除く未公開だった嵐のMV71曲は、予定通り11月3日正午より順次嵐の公式YouTubeチャンネルで公開される。
都築 陵佑