大坂夏の陣・幸村奉納の軍旗公開 平野区の志紀長吉神社
400年前の戦場に立つような臨場感
午前10時の公開開始とともに、多くの拝観者が訪れた。地元平野区の男性(45)は「歴史が好きなので自分でいろんなストーリーを想像して楽しんでいるけれど、この軍旗は現実を突きつけ、400年前の戦場に立つような迫力がある」と、臨場感を強調した。 東京から来阪した30歳男性のバッグは、大きな「六文銭」のマーク入り。「幸村は若いころ目立たなかったけれど、40代になって大活躍した。最後まであきらめなかったのがすごい」と、幸村の大器晩成ぶりを評価していた。 真田家の地元、長野県上田市真田町からも、30代男性が駆けつけた。「幸村の軍旗は上田にも残っていないので、初めて拝見しました」と感激していた。幸村の大阪の陣は、多くのファンの間でまだ続いているようだ。 六文銭を描き込んだお守り「勝守」が、受験生に人気。詳しくは志紀長吉神社の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)