上野愛咲美&梨紗の「姉妹対決」も! 人気女流棋士がチームでぶつかり合う「日本女子囲碁リーグ」で将棋人気に対抗できるか
7月17日、都内のホテルで日本棋院創立100周年記念祝賀会が行われた。集まった約450人もの関係者の前で乾杯の音頭を取ったのは、囲碁名人戦を主催する朝日新聞社の中村史郎会長(61)。そのお隣でグラスを掲げていたのは、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長(75)。宝塚問題で2月に歌劇団理事を退任したが、この日は日本棋院の理事として祝辞を述べた。ほかにも、日本棋院元評議員で囲碁八段の日本サッカー協会の川淵三郎相談役(87)の姿もあった。 【写真】愛らしい笑顔がソックリ!「美人囲碁棋士姉妹」を比べて見る
さらに、囲碁将棋、両棋界の七冠経験者も駆け付けた。日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が「囲碁と将棋はお隣同士。末永くお付き合いしてもらいたい」と祝辞を述べると、井山裕太王座(35)が囲碁棋士を代表してお礼を述べ、「変化の絶えない時代に柔軟に対応していきたい」と囲碁界発展へ向けた抱負を語った。
人気女流棋士による“新リーグ”
盛大に行われたパーティーでは、100周年を記念した新企画が発表された。人気の女流棋士が4人一組でチームを組んで団体戦を行う「日本女子囲碁リーグ」の開催だ。吉原由香里六段が監督を務める「チームセンコーグループ」は、タイトル戦3連覇中の上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(22)、牛(にゅう)栄子四段(25)、万波奈穂四段(38)、井澤秋乃五段(45)のそうそうたるメンバー。 日本囲碁界初の公式団体戦に、吉原監督は意気込みをこう語る。 「1年間の長丁場の戦いを通して、囲碁の魅力を伝えていきたい。まずはSNSで積極的に発信していこうと思っています」 リーグ戦の開幕は7月27日。上野女流立葵杯と「チーム若鯉」に所属する上野梨紗女流棋聖(18)の姉妹対決など、注目の対局がめじろ押し。藤井聡太人気の将棋界に押され気味な囲碁界の活性化に一役買いそうである。
撮影・福田正紀 2024年8月1日号 掲載
新潮社