AKB48 17期生橋本恵理子「全然踊れなかったけど、大好きなAKB48だったのでレッスンがすごい楽しかったです」【連載 なんで令和にAKB48?】
――これまでの活動で大変だった時期はありますか? 橋本 悩んだのは、『OUT OF 48』ってオーディション番組に出演してた時ですね。AKB48じゃない新しいグループを作るってコンセプトだったんですけど、私はAKB48が好きだったので、どんな気持ちでやったらいいかわからなくて。 あとSNSとかを見てると、「恵理ちゃんのダンス審査が全然踊れてなかった」みたいなコメントも......。自分ってダンス下手なんだって、自信がなくなっちゃって。普段のパフォーマンスでも、今これ笑えてるのかなって思っちゃったり。 ――フォームを崩しちゃったんですね。でも橋本さんは選抜に入ったのが比較的早かったですよね。17歳で『アイドルなんかじゃなかったら』の選抜メンバーに選ばれて。 橋本 すごい嬉しくて、選抜入りを聞いてすぐ、お母さんに連絡しました。AKB48で一番好きな曲も『アイドルなんかじゃなかったら』になりました。そのシングルは初選抜で入ったのが私しかいなくて、しかも柏木由紀さんや本田仁美さんとか、ファンとして見てた方々と一緒に歌番組とか出るっていうのがすごい不思議でした。 ――選抜って普段とは違いますか? 橋本 そうですね。研究生で踊ってた時はすごい弾けて、高く飛んでとか、個性いっぱいで、ポーズも周りとカブらないようにみたいな感じだったんですけど、選抜は手の角度も全部揃えて、表情はこういう感じでいきましょうとか。 ――本田さんが韓国で学んだスタイルをAKB48に持ち込んでいた時期ですね。 橋本 研究生の3人で練習していたら、本田さんがレッスン場に来てくださって、「一緒にやろう」って、4人でレッスンしたんです。「ここはこうだよ」とか、すごく優しく教えてくださったのは忘れられない思い出です。 ――逆に『カラコンウインク』で選抜から外れた時の心境はどうだったの? 橋本 毎日のように劇場に出ていました。山崎空ちゃんも同じタイミングで落ちちゃったんですけど、隣でシンメで踊ることが多かったんですね。空ちゃんは表情のバリエーションがすごい豊かで、私は少なかったから、見て勉強してました。あと、違うポジションも覚えたり、もっと色んなパフォーマンスをできるようにしようと思って活動していましたね。 ――今年3月のコンサートで正規メンバーに昇格しました。 橋本 17期全員で昇格したいなと思っていて。その日に昇格発表のあることは知ってたんですけど、セットリストを初めて知った時に、昇格メンバーで『大声ダイヤモンド』をやるってあったんです。「昇格できないコがいて、ポジションが空いたらどうするんですか?」って聞いたら、「そのままやります」って伝えられて。ということは、全員での昇格はないんだって、思ってました。 ――裏でそういうことがあったんですね。なおさら全員で昇格できて本当によかったです。 ■学校で話題にされるぐらいAKB48を知ってもらいたい ――今、活動していて楽しいことって? 橋本 『恋 詰んじゃった』の期間ぐらいから、ありがたいことにすごい忙しくさせていただいて。初めて選抜に入った頃の自分だったら、覚えなきゃいけないことだらけで、頭がいっぱいになってたんですけど、今はたくさんの曲を経験して、覚えるのも早くなったので、全部が楽しくなりました。でもその中でも、今はファンの方とお話してる時が1番楽しいかもしれないです。 ――そこなんですね。 橋本 大阪から出てきたから東京に友達がいないんですよ。メンバー以外と親しく話す機会もなくて。なので、ファンの方と話すのが楽しいんです。友達と話しているような感覚ですね。
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