「小さな政党の大きな局面」前原新党、そして国民民主党はどこへ行く?菅野志桜里氏が読む!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
前原新党はどこへ行く?維新の会は前向きだが……
日本維新の会の馬場代表は13日、前原氏らがつくる新党との共同会派結成に前向きな考えを示したとのことですが…… MC乙武「維新に行かれるんですかね?」 菅野氏「私、あんまり詳しくないんですけど、でも行く方向だと……見えますね。行くんだろうねというふうに、私には見えてます」 地域性の問題、政策的な問題もろもろを含めて、前原新党が維新に組み込まれていくのか、というMC乙武の疑問に対し、菅野氏は「カルチャーとしての相性が悪くないし、選挙区を含めた地合いも悪くない」と賛同します。 しかし、菅野氏は両者の政府への考え方や信念に関して、「乗り越えなければならない」大きな違いを指摘します。 前原氏の政治信念は、いわば「オールフォーオール」。 みんなの負担でみんなを支えていく、「大きな政府」を志向する考え方は、これまで前原氏がいろいろな党で代表にチャレンジしてきた際、掲げてきたものです。 菅野氏「一方、維新は小さい政府ですよね?自己責任論を割と強調する」
菅野氏は、前原氏の政治信念を次のように解説し、双方で一致する既存の政党がないことを指摘します。 ・社会保障では比較的リベラル、「大きな政府」を志向 ・外交や安全保障では「タカ派」を志向、比較的現実的 とすると…… MC乙武「国民民主党にいたままのほうが政策的には……」 菅野氏「……はい」 菅野氏は、第三極として、内政リベラル、外交安全保障は敢えていうと現実的、もしくはタカ派という、「いわゆるリベラルホークのような政党が求められているのではないか」と指摘します。 菅野氏「国民民主党と日本維新の会の内政リベラルの温度差、『実はどっちがマッチョなの問題』に注目したいと思ってます」 とはいえ、前原さん自身が内政リベラルを大きく掲げているのか、「ちょっとピンとこない」と首をかしげる菅野氏。 菅野氏「政策的には国民民主にやっぱり近いのかな……?っていう。大きく捉えればですね」