1年の汚れ落とす 富山・魚津埋没林博物館、水抜き樹根大掃除
魚津埋没林博物館(富山県魚津市釈迦堂)は28日、年末恒例となっている埋没林の樹根清掃を行った。エレベーター更新工事のため11月1日から休館していたが、この日から開館。入館者が樹根に付いた今年の汚れを落とす様子を見守った。 水中展示館には樹齢約500年で約2千年前に埋没したとされる樹根3株が展示されている。この日は展示プール(縦約8メートル、横約16メートル、深さ約2・5メートル)の水が抜かれ、職員4人が最大で幹の直径約2メートル、幅約10メートルに及ぶ樹根に水をかけながらブラシで丁寧に汚れを落とした。 年末年始は29日から元日まで休館し、1月2日から営業を再開する。水中展示館は博物館入館料が必要で、高校生以上が640円、小中学生は平日260円、土日祝日は無料。2日からは写真展「魚津ナチュラルギャラリー25」と「石井洋子写真展『極限の“南”』」が企画されている。 同館によると、2024年4~10月末の有料エリア入館者数は2万5602人で、前年4~12月の2万5289人を上回った。