両極端な中島裕翔見せる…フジ系連ドラ「秘密―」20日スタート&映画「366日」10日公開
Hey!Say!JUMPの中島裕翔(31)が、新春の「スタートーク」に登場。板垣李光人(22)とダブル主演するフジテレビ系連続ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」(月曜・後10時)が20日からスタートする。また「HY」の名曲をモチーフにした映画「366日」(10日公開)にも出演しており、怒とうの日々の中、新年が開幕した。 【写真】スーツ姿でビシッ 長い廊下から、中島は少し速足で現れた。昨年12月に放送された大型音楽番組の出番の合間。すでに次のパフォーマンスに備え、水色のジャケットを羽織った中島は、こちらを確認するなり、笑顔を見せた。「お待たせしてすみません」。ムチャなスケジュールにもかかわらず、いつもの朗らかな表情で迎えてくれた。 廊下にあるソファに腰を下ろし、横並びになった。同番組に出演する、さまざまなアーティストが行き交う様子を苦笑いしながら眺めつつ、取材がスタートした。 「そうなんですよ。ありがたいことに、年を明けても忙しくさせていただけそうで」 「秘密―」が20日に始まる。死者の記憶を再現し捜査を行う、警察庁の架空の捜査機関“第九”研究室を舞台に、板垣演じる室長と中島演じる新米捜査員のバディが事件を解き明かしていくストーリー。 「今まで見たことがない映像になりそうですし、題材が面白くて。亡くなった人の脳に隠された秘密を知ることに対しての罪深さや倫理観は、一筋縄ではいかないですし。被害者だけではなく、加害者の生い立ちもある。白黒きれいにつけられないモノが出てきますよね」 中島は、板垣演じる室長の元同僚と、新米捜査員の一人二役に挑む。「『#マンホール』という映画では、両極端の人を(一人二役で)演じたんですけど、今回は2人が似通っていて。その方が、難しいですね」 バディを組む板垣より実年齢は9歳上だが、劇中では中島が年下の新米捜査員を演じる。 「不思議ですよね。でも、何かしら自分にできることがあるのかなとポジティブに捉えています。実際にはそんなに年齢は気にしないですし。お互いの良さが出れば」。そう言いつつも、すぐに訂正した。「(板垣とは)分け隔てなく話していたりして。あ、先程年齢は気にしないと言いましたけど、9歳離れているので。話の内容や感覚が合うかなって(笑)。昔から仕事をしているので、どうしても年上の方と話す方が楽で。ただそうも言ってられない年齢にもなってきて。そういう意味では、李光人がうまく合わせてくれているのかなって(笑)」 10日公開の映画「366日」では、ヒロインに思いを寄せる幼なじみを演じた。 「沖縄のきれいな景色とともに、とても温かな作品で。僕は切ない役どころで」。そう話すと、一呼吸おいて重ねた。「『秘密』と併せて1月から結構両極端な自分が見せられるんじゃないかな」。そう言って、うなずく中島の瞳は真っすぐ前を見つめていた。=後編に続く=(ペン・田中 雄己) ◆中島 裕翔(なかじま・ゆうと)1993年8月10日、東京都出身。31歳。2004年に入所し、07年9月に「Hey!Say!JUMP」のメンバーに加入。同11月にCDデビュー。14年フジテレビ系「水球ヤンキース」で連ドラ単独初主演。16年「ピンクとグレー」で映画初主演。血液型A。
報知新聞社