人が入れるサイズの木桶も…国内で唯一『工芸』に特化したアートフェア 30日から金沢のホテルで始まる
石川テレビ
国内で唯一となる工芸に特化したアートフェアがあすから金沢市内のホテルで始まります。 漆を使った真っ赤な唇のオブジェに…トナカイの背中に座ることができるスツール。30日から始まるKOGEI Art Fair Kanazawa2024では200人以上のアーティストの作品が展示、販売されます。2024年で8回目となったこのイベント。ホテルを舞台に、近い距離で作品を楽しむことができるのが魅力です。こちらは木桶職人の中川周士さんの作品、「木桶の茶室」。お風呂などで使う木桶を人が入れるサイズにまで大きくした作品です。期間中は実際にこの中で茶会が開かれます。 木桶職人 中川周士さん: 角が無くて畳も丸くて壁も丸くて優しい感覚があるので木とか自然の素材に囲まれる感覚を茶室で受け取っていただいたら 水に強く結露しにくいといった桶の特徴を生かしたシャンパンクーラーも手がける中川さん。生活から無くなっていく桶の存在を形を変えて発信しています。 木桶職人 中川周士さん: どうせ潰れてしまうんだったら思いっきりやろうっていうことでアーティスティックな桶であったり建築的なものにチャレンジしていく。形を変えても桶が残っていく未来っていうのを作っていきたいと思っています ノエチカ 取締役 薄井寛さん: 本当に工夫を凝らしてそれぞれ多様な表現が見られますので必ず自分の気に入った作品が見つかるのではないかと思っています このイベントは30日と31日にハイアットセントリック金沢で行われます。
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