全長3m級のトヨタ「斬新コンパクトカー」現る! ちょっと怖い…顔に驚愕!? みんな2度見しそうな仕様とは
ベースがIQとは思えないほどのカスタムカーとは
トヨタ「IQ」と言えば、かつて日本で販売されていた小さなクルマです。 そんなIQを驚くべき姿にカスタマイズした個体が発見されました。 【画像】「えっ…!」斬新顔の「IQ」画像を見る!(30枚以上)
IQは、トヨタがヨーロッパを中心に需要が高かった、マイクロカーの世界戦略車として開発。 まずはIQの前身モデルとして「IQコンセプト」が2007年にフランクフルトモーターショーに出展されて話題となり、翌年の2008年には市販モデルのIQを発表します。 IQの特徴はなんといってもボディサイズで、全幅1680mm×全高1500mmは普通のコンパクトカーと大差ありませんが、全長は2985mmと軽自動車よりも400mm以上短いことが周りに大きな衝撃を与えました。 それでいてIQは短い全長ながら、エアコンなどのメカニカルパーツの小型化やミッションをエンジンの前にレイアウトするなど徹底することで4名乗車を可能にしています。 さらに最小回転半径は3.9mと一般的な軽自動車より500mmほど少ない数値で取り回しも抜群です。 ほかにも燃料タンクを床下に格納したり、フロントシートのシートバックを肉薄化したりすることで、ミリ単位で後席スペースを確保しました。 また、1リッターで最大出力68馬力、1.3リッターで最大出力94馬力は890kgの車両重量には十分なスペックで、フル乗車以外なら坂道でも安定した走りをみせてくれます。 さらにIQはプレミアムコンパクトカーを謳っていたこともあって、追突時に後席まで保護をする「リヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」を世界に先駆けて全車標準装備にするなど、妥協のないクルマ造りがされていました。 そして、2012年にはGRコンプリートの「IQ GRMN スーパーチャージャー」が登場。 1.3リッターエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせて122馬力の最高出力を発生するだけでなく、新車販売価格が355万円とスタンダードのIQの倍以上の価格設定は大きな注目を集めました。 さらに2011年から2013年までの2年間、高級スポーツカーメーカーの「アストンマーティン」からIQをベースにしたコンパクトカー「シグネット」を発売。 基本パーツやフォルムこそはIQそのものですが、アストンマーティンの象徴である翼をモチーフにしたフロントグリルやテールランプの処理は、まさにアストンマーティンそのものでした。 また、インテリアも本革やアルカンターラを惜しげもなく使用し、価格も470万円とアストンマーティンならではのプライスです。 そんなプレミアムコンパクトカーとして注目を集めていたIQをベースとしたカスタムカーが日用品からクルマまで幅広い商品を扱うECサイトの「ebay」に登場しました。 その見た目は、映画「カーズ」に登場したキャラクター「ザンダップ教授(プロフェッサーZ)」をモチーフにしたクルマが出品されていました。 ベースのIQの年式は2009年式で1リッターエンジンの右ハンドルモデルになります。 最大の特徴はエクステリアデザインで、映画カーズに登場した「ザンダップ教授(プロフェッサーZ)」を模した形状で、劇中からそのまま実車化されたようなインパクトを与えます。 フロントウインドウには片眼鏡、グリル部分には口が描かれているなど、ザンダップ教授を忠実に再現したフロント周りといえるでしょう。 リア周りも一部後輪を覆う形状のスカートを製作するなど、ザンダップ教授らしさを演出しています。 またボディカラーもオリジナル同様の緑にすることで、より完全なカスタマイズといえます。 ただし、インテリアはシートやカラーリング含めてフルノーマルで、メーターパネルは約11万6000マイル(約18万6000km)の数値が読み取れました。 ※ ※ ※ 今回のオークションは2024年5月28日に入札があり、6000ポンド(約119万円)で落札されました。 これまでの他に類を見ないカーズのキャラクターレプリカは、パッケージ革命をおこしたIQとの親和性が高く、企業のショーやイベントなどでも活躍するかもしれません。
Peacock Blue K.K.