傘も‟デコ”れる!【MOKUBA】のリボンで、日常がちょっとロマンティックに
大きな買い物をするときの高揚感は素晴らしいものですが、ちょっとしたマイナーチェンジだけでも気分が変わります。というのも、最近MOKUBAのリボンを購入したんです。幼少期は引き出しいっぱいに集めていたこともあるリボン。モード界でもこの頃“大人のロマンティックネス”な要素として再び登場していますよね。服や靴にあしらわれた結び目モチーフに、ちょうど気持ちが回帰していたところでした。 【写真】全3種のリボンを購入しました MOKUBAで知られる木馬社は、1967年に設立された日本のトップリボンメーカー。パリ、ニューヨーク、バルセロナ、トロントにもショールームを構え、モダンで高品質なリボンは、多くのメゾンブランドからも愛されています。私は以前来日していたとあるデザイナーが「木馬のショールームがとっても素敵だった」と教えてくれて、蔵前に一般人でも購入できる場所があるのだと知りました。それから時が経ち、ついに訪問。 足を踏み入れると壁一面に広がっている、リボンの数々! 目移りが止まらない至福空間でした。緻密なパターンのレース、ラメ系で端処理されたコード、ハリ感ある生地にうっとりするグログラン。カラフルなロールを端から順にチェックしていると、あっという間に時間が溶けます(笑)。販売は最短1メートルから、必要分をレジでカットしてもらえます。価格もアイテムによって様々。貴重な素材や凝った加工があればその分高くなるので、お財布と相談です。 グラデーションに弱いのかもしれません。空模様のような2本も購入しました。ハンドメイドが得意な方なら、きっと制作物のアイデアが湧いてくるでしょう。残念ながらさっぱり手工芸への心得がない私は、気軽な方法で活用中。ラフなひとつ結びヘアにそっと結いてみたり、バッグのハンドルにくくってみたり。またこの時期、よくビニール傘を紛失しませんか? ハンドルに結んでみたところ、ひと目で判別できるようになりました! そういえば長年履いているドクターマーチンの革靴の紐が限界を迎えてちぎれそうなので、MOKUBAでコードかリボンを買って新調してもいいのかも、と一案。またじっくり再訪したいと思います。 余談ですが、ショールームが位置する蔵前エリア、インディペンデントなお店が集結していて最近ますます盛り上がりを感じます。喫茶店や焼き菓子、そして工芸品が好きな方にはたまらない、器やかごの専門店なども。休日にゆっくり探索してみるのもおすすめです! ◇エディターSAKURABA