マインツ、佐野海舟の4年契約での獲得を発表!クラブ幹部は「そのキープ力や技術力、走力、そしてファイターのメンタル」に期待
マインツは3日、鹿島アントラーズからの完全移籍で日本代表MF佐野海舟を獲得したことを発表した。契約は2028年までとなる。 鹿島は公式ウェブサイトで先日、佐野が「海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため」チームを離脱すること、「現地でのメディカルチェック等を経て正式契約を結ぶ予定となり、契約締結後に改めてお知らせいたします」と発表。そして一部メディアが以前から伝えていた通り、23歳MFの新天地はブンデスリーガ1部のマインツに決まり、クラブ歴代3人目の日本人選手として迎えられている。 佐野はクラブの公式ウェブサイトを通じて、「マインツ05は選手としての僕をしっかり見てくれて、僕の強みだけではなく、成長におけるポテンシャルも見てくれました」とコメント。「海外でサッカーをプレーすることは僕の昔からの夢で、ブンデスリーガは日本でもとても特別な場所として見られています。日曜日には武藤嘉紀くんと対戦(神戸ヴィッセル戦)したばかりで、この先数週間、岡崎慎司さんにもお会いできれば嬉しいです。今はとにかく以前ここでプレーしていた同胞と同じようにマインツのファンたちをワクワクさせることを楽しみにしています」と“先輩たち”に言及しながら意気込みを語った。 また、強化のトップを務めるクリスティアン・ハイデル取締役は「カイシュウ・サノはそのキープ力や技術力、走力、そしてファイターのメンタルをもって我々の中盤の補強となってくれるだろう」と歓迎。「彼にとって、マインツへの移籍は故郷の日本を離れ、サッカーの国際舞台への第一歩だ。マインツ05はそのための理想的なクラブであり、我々はカイシュウがここブンデスリーガでそのポテンシャルをフルに発揮できるようにピッチ内外でサポートするつもりだ」と続けた。 マインツはこの日新シーズンに向けて始動。一方で発表によると、オフがなかった佐野は休暇が与えられ、今月21日にチーム練習に合流する予定となっているとのこと。31日~来月7日までのオーストリアでのプレシーズンキャンプに参加する見通しとなっている。 なおドイツ誌『キッカー』によれば、マインツが鹿島に支払う移籍金は250万ユーロ(約4億3000万円)+ボーナスとなるという。