USJ一部菓子で「賞味期限切れ原材料」使用 健康被害はなし
大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は15日までに、過去に販売していた一部の菓子商品で「賞味期限切れ原材料」が使用されていた事実が判明したと発表した。問題となった菓子は今年2月までに販売を終え、最も新しいもので3月18日までに商品自体の賞味期限が切れているという。これまでに健康被害の報告はないとしている。
USJなどによると、今回問題となっている菓子は、2011年と2013~2014年に製造し、9項目にわたる賞味期限切れ原材料が21種類の製品製造に使用されていたことが判明したという。 8日夜に、製造元の同市にある菓子メーカー関係者からUSJに情報提供があり、翌9日午前中にはこのメーカーの商品を店頭から全品撤去した。また、この件を大阪市保健所へ報告し、製造工程や帳票類などの現地調査、情報提供者と面談するなどし、調査結果と合わせて事実究明を行ったという。 今回の件に関し、USJは「この事案を大変重く受け止めております。当局からも、本件は法令違反に該当せず、健康被害が想定される事案ではないとのご見解を頂いておりますが、消費者との信頼関係を最重視する弊社としましては、弊社を信頼してお買い上げ下さったゲストの皆様に弊社の品質基準に反する一部商品をお渡ししてしまっていた事実は、大変申し訳なく、痛恨の極みです」としている。 USJは、この件に関する専用の相談窓口を設けた。問い合わせ先はユー・エス・ジェイ マーチャンダイズ部 商品コールセンター(0120・330503)で午前9時半から午後5時半まで受け付ける。