お金持ちの知り合いから「時計」や「絵画」などの高級品をもらいましたが、贈与税はかかるのでしょうか?
知り合いから高級な時計や絵画などの贈り物を受けた場合、その喜びと同時に気になるのは贈与税の有無です。贈与税が発生する場合、確定申告を行い、税金を支払う必要があります。 本記事では、時計や絵画などの高級品をもらった場合に、贈与税がかかるかどうかについて詳しく解説します。また、贈与税の計算方法などについても紹介します。時計や絵画などの高級品をもらう機会がありそうな人は、参考にしてください。
もらった品物の金額によっては贈与税がかかる
時計や絵画などの高級品をもらう際、贈与税がかかるケースとかからないケースについて知っておきましょう。高級品をもらった場合は、品物の価値によって贈与税がかかるケースがあります。贈与税がかかる場合は税金の支払いだけでなく、確定申告も必要になります。本項では、贈与税がかかるケースとかからないケースについて説明します。 ■贈与税がかかるケース 知人から受け取った時計や絵画の価値が110万円を超える場合は、贈与税がかかる可能性がありますので注意が必要です。なぜなら、贈与税の基礎控除は年間110万円だからです。贈与税が発生する場合は、確定申告が必要になります。 ■贈与税がかからないケース 年間基礎控除額が110万円あるため、贈与された時計や絵画の価値が110万円以下の場合、贈与税は発生しない可能性があります。贈与税がかからない場合、確定申告の必要もありません。 ただし、時計や絵画の価値が110万円以下であっても、同一年に贈与された他の品物との合計が110万円を超える場合は、贈与税が発生するため注意が必要です。なお、香典や花輪代、年末年始の贈答、祝物や見舞いなどのための金品で、社会通念上相当と認められるものは、贈与税の対象外となります。
贈与税の計算方法
贈与税の計算方法は、以下のとおりです。 (贈与額-基礎控除110万円)×贈与税の税率-控除額=贈与税額 贈与税の税率と控除額は、図表1のとおりです。 【図表1】