機能性とサステナビリティを両立、三菱ケミカルが生み出した新素材「BENEBiOL™(ベネビオール)」
ファッションに限らない用途展開を目指す
ー最後に、今後BENEBiOL™をどのようにアップデート、また展開していくのかについて、教えてください。 金森: 第一には植物由来の割合を上げていくことが課題だと考えており、検討を進めているところです。 中長期の面では、やはり植物由来PCDがスタンダード化されていくことが重要になってくると思います。そのためにも、引き続き認知の拡大を進めていくことを方向性として考えています。 飯塚: BENEBiOL™を使っていただくことのメリットとして、コーヒーやワインといった食品の汚れが染み込みにくくなったり、汚れがつきにくくなったりする「耐汚染性」の機能を付与することもできます。 こうした生活上の汚れに対する耐性も知っていただいて、ファッションはもちろん家具の塗装などを含めた用途展開も実現していきたいです。